成果主義

レポートブログだけではなんなので・・・。

 

この前「今の親御さんは成果を求めますから」って言われたんだけど、

子供の習い事で求められる「成果」って何?

 

サッカーだったらJリーグに入れるとか?

野球なら甲子園でヒーロー→プロ入り?

 

そんなことまだ子供のうちから無責任に確約できるわけないじゃん。

 

プロに入りたいならこういうトレーニングメニューが有効、とか

怪我をしないためには柔軟をしっかりやるとか(知らないけど)

そういう指導が必要なのであって、

「これさえやればプロ入りできます」なんてものは

どこの世界にもないんじゃないのかな?

 

だいたい、「小学校低学年でソナチネが弾けること」って

「成果」なの?(結構カチンと来てんだよね今)

 

私はピアノ始めたの遅いのでソナチネ弾けるようになったのは

中学生の頃だったけど、

「この年でこれが弾けたなら立派な成果」なんて思ったことないけどな。

小さい頃からやってなくても弾けた!!

練習すれば弾けるようになるんだ!!

って思ったけど。

 

それでも音高に入学できましたが。ピアノは副科とはいえ。

 

というか、その「今の親御さん」的にはどうなの?

求めてる成果ってそういうことなの?

 

いつも疑問なんだよね。

 

うちの子は発表会の時いつも自分の出番が終わったら

さっさと帰ってたんだけど、

この前初めて、「ほかの人の演奏も聞きたい」って言い出して。

「人の演奏を聴く機会ってなかなかないし貴重なんだなって思う」と。

 

ピアノ習い始めて10年・・・

やっと!やっとか!

やっとわかってくれたのか、他人の演奏を聴く大切さを!!

 

と思ったんだけど、到達まで10年かかってる。

でもこれこそが目に見えない、数値化できない成果では?と思う。

 

それならほかのお子さんも10年も経てばそうなるのか?

って言ったらそんなの誰にもわかんないよね。

 

仕事柄、いろんな教室の発表会を見る機会がありますが。

 

音高、音大等に行きたくてやってる人なんてほんと一握りだよね。

むしろそっちに進む人は発表会にはあんまり出ないし。

 

で、「教室」だからレベルなんかてんでバラバラだけど

みんな一生懸命だよ。それで充分なのでは?

 

それに「私は◯◯歳で◯◯が弾けました」より

「今、◯◯が弾けます」のほうがいいと思うけどなあ。