成果主義

レポートブログだけではなんなので・・・。

 

この前「今の親御さんは成果を求めますから」って言われたんだけど、

子供の習い事で求められる「成果」って何?

 

サッカーだったらJリーグに入れるとか?

野球なら甲子園でヒーロー→プロ入り?

 

そんなことまだ子供のうちから無責任に確約できるわけないじゃん。

 

プロに入りたいならこういうトレーニングメニューが有効、とか

怪我をしないためには柔軟をしっかりやるとか(知らないけど)

そういう指導が必要なのであって、

「これさえやればプロ入りできます」なんてものは

どこの世界にもないんじゃないのかな?

 

だいたい、「小学校低学年でソナチネが弾けること」って

「成果」なの?(結構カチンと来てんだよね今)

 

私はピアノ始めたの遅いのでソナチネ弾けるようになったのは

中学生の頃だったけど、

「この年でこれが弾けたなら立派な成果」なんて思ったことないけどな。

小さい頃からやってなくても弾けた!!

練習すれば弾けるようになるんだ!!

って思ったけど。

 

それでも音高に入学できましたが。ピアノは副科とはいえ。

 

というか、その「今の親御さん」的にはどうなの?

求めてる成果ってそういうことなの?

 

いつも疑問なんだよね。

 

うちの子は発表会の時いつも自分の出番が終わったら

さっさと帰ってたんだけど、

この前初めて、「ほかの人の演奏も聞きたい」って言い出して。

「人の演奏を聴く機会ってなかなかないし貴重なんだなって思う」と。

 

ピアノ習い始めて10年・・・

やっと!やっとか!

やっとわかってくれたのか、他人の演奏を聴く大切さを!!

 

と思ったんだけど、到達まで10年かかってる。

でもこれこそが目に見えない、数値化できない成果では?と思う。

 

それならほかのお子さんも10年も経てばそうなるのか?

って言ったらそんなの誰にもわかんないよね。

 

仕事柄、いろんな教室の発表会を見る機会がありますが。

 

音高、音大等に行きたくてやってる人なんてほんと一握りだよね。

むしろそっちに進む人は発表会にはあんまり出ないし。

 

で、「教室」だからレベルなんかてんでバラバラだけど

みんな一生懸命だよ。それで充分なのでは?

 

それに「私は◯◯歳で◯◯が弾けました」より

「今、◯◯が弾けます」のほうがいいと思うけどなあ。

 

 

美術考古学−1

1年放置してました。久々に更新します。

 

このブログでは自分のレポートを公開しています。専攻とは別に、学芸員を目指していたこともありましたが、ひとつだけどうしても合格できないレポートがあり、そのレポートを3、4回提出してNG食らった時点で諦めました。結構悪足掻きしたとは思いますが。学芸員資格に必要な単位の中から、合格したレポートのみこれからぼちぼちあげていこうかなと。インディジョーンズ観て考古学者に憧れませんでした?私は憧れました(単純なんですよ)。

ご一読ください。↓ 丸写しはやめようね。

 

美術考古学−1

【芸能のおこり】

芸能の起源とその発展には、それぞれの時代相がある。古代における芸能の成り立ちが、そのまま中世の芸能の成り立ちにあてはまらず、同様に、近世の芸能と近代・現代との芸能の間にも、芸能を担う主体とその歴史的環境には著しい変化があった。日本の芸能がすべて古代に始まるのではなく、中世にも近世にも新しい芸能が誕生し、近・現代にあっても、たえずあらたな芸能が創造されてきた。これまでの芸能起源論においては、芸能は神事や祭儀を出発点とする見解が有力であった。だが、芸能は一日にして登場してきたものではなく、人間が芸能を演技するまでにいたるまでの期間にも、芸能的なるものが育まれ、芸能を生み出す母体が形づくられていった。

非日常の「ハレ」の場ばかりでなく、日常の「ケ」の場においても芸能は存在した。神や精霊にたいする信仰が希薄になると、宗教的信仰的制約にとらわれる芸能が具体化して、「ケ」の場における芸能の色合いが強まってくる。

階級社会の成立によって、芸能の場や芸能の性格が複雑になってくる。政治・経済・社会のしくみのなかで、芸能に階級性がつきまとってくる。支配者層に対する被支配者層の服属や従属のあかしとして芸能が演じられる場合には、神や精霊への期待と願望などをこめた芸能が、貢納や力役に伴う政治の場の芸能となり、芸能の性格を異にしていった例もでてくる。

周りを海で囲まれている弧状の日本列島での芸能は、とかくこの島国の内部だけで成り立ったと思われやすい。しかし、日本の芸能の内実化には、外なる要因が予想以上に大きな意義を担っていた。海上の道によって外来の芸能が伝わり、その受容のなかで、内外が重層し、あるいは一体化して日本的芸能が育まれていった。単に外来の芸能の伝播にとどまらず、外来の芸能を担う渡来人や渡来の集団があったことも軽視できない。外来の芸能の広がりと発展の背後には、それらの芸能を担う人間ないし人間集団が存在した。

古代芸能の多くは芸能集団によって生命を維持し、集団芸能として展開した。優れた個人の演技力に依存する芸能の個体化は、芸能の専門化、個別化が進んだ段階においてであった。古代芸能が中世の芸能よりも集団芸能としての性格を帯びるのは、古代芸能が専門化、個別化に先行して生活集団のなかで育成されていった状況が濃厚だったからである。

 

【呪能の前提】

呪術的行為としての呪能の痕跡は、縄文時代に伺うことができる。狩猟・漁撈・採集などによって暮らしを営んでいた縄文時代の人々は、厳しい自然のなかに生きた。自然に依存し、かつ自然の厳しさに耐えて集団生活を維持してゆく生活の中で、精霊などの呪力を信じ、災いを防ぎ、幸いをもたらすことを期待して呪術が発展した。土偶は、縄文時代の社会が呪術の社会であったことを裏付ける遺物である。

 

【呪能から芸能へ】

弥生時代の文化を特徴づけたのは稲作と金属器の文化である。稲作の普及に伴い、縄文時代の移動性に富んだ人々の生活は次第に定着化し、集落の規模も拡大してゆく。春の種まきと秋の刈り上げは、農耕生活者にとっての重要な折目となった。精霊や神に対する信仰も、田の民の増加に従って変化し、狩猟や漁撈の生活を背景とする山の民や海の民の信仰とは異なった様相を示すようになる。農事はじめや農事おさめのハレの日が、神や精霊の去来する節となり、ある一定の期間、田の精霊あるいは田の神として留まると仰がれた信仰を育む。人々の暮らしが定着化し、四季に順応した農耕生活が営まれるようになると、臨時的な呪能は農耕に伴う周期的反復的なまつりと饗宴に包摂される。その反復性と連続性のなかに、歌謡や舞踊などの形象化と固定化が進み、呪能から芸能への道が用意されていった。

 

【まつりの場】

神や精霊の来臨あるいは鎮座を信じてその威霊を感得し、神や精霊と人間が交流して、神や精霊に奉仕し服属する行為が、まつりの本源であった。現代ではまつりといえば、人間本位の希求を祈願することと考えられがちだが、それはまつりの発展的過程で生じた後次の姿である。

神事の歌舞ともいうべき神楽の由来については諸説あるが、最も有力なのが神座説である。神や精霊の来臨し鎮座する神座は、まつりにとって不可欠であった。もっとも、神や精霊に対する観念にも変貌があり、まつりの場はそれに対応して様々な形態をしるし、まつられるものとまつるものとの関係によって祭場の構成にも発展があった。

 

【巫覡の登場】

まつりの担い手として大きな役割を果たしたものに巫覡がある。単に神事や祭事に奉仕することに留まることなく、神や精霊と交流する巫術をもって託宣・歌舞・ト占・祈祷・治病を行うもので、いわゆるシャーマンにあたる。弥生時代の巫覡のありようを物語る史料に「魏志東夷伝倭人の条があり、卑弥呼についての記事がある。

 

【芸能と巫覡】

弥生時代における巫覡のありようは、呪能から芸能への道の有力な媒体となった。神や精霊の神がかりする巫女の態(わざ)、あるいは神や精霊を招来する巫女の態は、のちに「神遊び」といわれる芸態の母体となり、巫覡による神や精霊の託宣などの語り派「神語」の素地となった。岩戸に隠れた天照大神のためのアメノウズメの神がかりする様を「楽(あそび)」とし、「俳優(わざをぎ)」とした古事記日本書紀の受けとめ方は、巫女の神態が神遊びとみなされた事情の一斑が投影されている。

宮廷の神楽は、民間の里神楽と区別して御神楽と呼ばれるが、その神事芸能にも、神を迎えての神遊びの要素が強い。今では「遊び」は日常の延長としての娯楽や享楽のように退転してしまったが、本来の遊びの場は、日常生活の単なる連続の場ではなかった。むしろ非日常の場、ハレの場において人々は世俗から脱皮し、精霊や神と人間とが交流する場において遊びを感得した。遊びの内容は時代の変化に従って絶えず生まれ変わり、新たに創造されもする。遊びと芸能は不可分の繋がりをもったが、なんらかの集団を単位とする芸能は神遊び的な、非日常の聖なる折を節として形づくられていった。

 

【土風の集中】

古代芸能の形成過程にあって神や精霊のための芸能が保持された一方で、首長層に奉仕する芸能も成長していった。古墳時代の埴輪のなかには、琴を弾いたり鼓を打ったり、あるいは踊ったりする人物像があり、首長層に奉仕する芸能集団の存在を偲ばせる。階級社会の発展に伴い、首長層に対して被支配者層は、御贄や力役を負担する支配の仕組みが顕在化していった。芸能をもって首長に仕えるのは、御贄の貢納や力役の奉仕と無関係ではなかった。政治の場もまた芸能の演じられる背景として重要な意味をもってきた。首長層に奉仕した集団的芸能の姿態は、芸能ゆかりの埴輪人物群にも見出される。共同体的関係が根強く保有されていた段階では、支配の仕組みは集団を単位として組織される。被支配者層の多くが「部(べ)」の形態で服属関係をとるのもそのことに関わりをもつ。

各地域の暮らしの営みのなかで形づくられていった土風の歌舞は、地域ごとの首長層のもとで演じられたが、倭の王権が成立してくると、王権に対する服属のあかしとして、御贄・大贄の貢納や力役の奉仕に伴う芸能ともなり、やがて中央に収斂されていった。王権側からすれば、各地域の国魂を掌握することにつながり、地域ごとの共同体をイデオロギー的に支配することに役立った。祭事だけではなく、政治もマツリゴトであった。政治の場における服属集団の芸能奉仕は、服属のあかしともいうべき性格を帯びるようになり、代表的なものに、隼人舞・久米歌と舞・国栖奏・楯伏(節)舞などがある。

 

【参考図書】

日本芸能史1 原始・古代/藝能史研究會編/1996年/第6刷/法政大学出版局

 

【今週のお題】「やる気が出ない」&メンバー募集

朝からどんよりした天気で低気圧頭痛持ちには本当に頭が痛い。これから梅雨に入り、毎日この頭痛と付き合うと考えただけでやる気が失せる。

 

そんな気分にぴったりの【今週のお題】「やる気が出ない」

 

久々にブログ巡回なんてものをしてみる。Twitterとはまた違った感じで、みんな好きなように書き連ねていて、なかなか面白い。fav逃げよろしく、いろんな人にスターをつけまくる。どのブログも主の素顔が垣間見えるところがいい。情報公開に関して、いろいろと慎重にならざるを得ない世の中だけど、文章の中に潜む「素顔」を見つけるのが私は好きだ。自分の「レポートコピペブログ」は、素顔を晒したくない私の心持ちの表れということを、改めて思い知る。

 

もちろん自分で承知の上でアップしているけれど。

 

ひとしきり巡回を楽しみ、どうにも治らない頭痛にうんざりしながら外に出る。眺めのいい場所で食事をしながら、そう言えばここで演奏会の舞台に立ったな、ということを思い出す。

 

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「ここで演奏会やったことあるよ!」

現在テナーサックスを練習中の子供に自慢する。

「あっそう、よかったね(怒)」

「あれ、もしかして羨ましい?羨ましい?」

無駄に煽るおとなげのない親。

 

バンドクリニックの会場だった。課題曲の模範演奏を披露し、それを中高生が鑑賞する、というスタイル。今思えばそれクリニックって言えるのかな、と疑問だ。それはさておき、一番難しいとされる課題曲ではたくさんの聴衆がいたが、その曲が終わると大勢がそそくさと帰っていった。金賞狙いでほか(の曲)はどうでも良かったのだろう。プレッシャーもあるだろうし、純粋に楽しむなんてできないよね。中高生だって忙しいし。全曲は聴けないわな、そりゃ。と思いながら少し虚しかったりもした。

 

私が「吹奏楽に熱心な学生」に懐疑的な気持ちを抱くのは、この辺りの経験からきている。

 

正直、本番を「楽しんだ」ことなど一度もない。いつも緊張で手足は震え、緊張を誤魔化すためにおちゃらけ、なんでもない風を装うことで、どうにか正気を保っていただけだ。我ながらつくづく「演奏家」に向いていないなと思う。有名人と共演したりバンドジャーナルに掲載されたりして、確かに充実していたはずだが、あの頃は「ほら、BJに写真載ってるよ!」と言われても、思い出したくもない本番の緊張を思い出してつらくなるだけで、「ふーん」と興味がない態度でやり過ごした。ひねた学生だった。今思えば、自分が載ってる雑誌くらい買うべきだったと、後悔している。バックナンバーには、もうないだろう。

 

食事を終え、再開発が進められている駅東口に向かう。「商業テナント募集中」の文字が目に入る。オフィス用に一区画くらい借りられないだろうか。立地条件は申し分ない。広さは?家賃は?頭の中で逡巡するが、頭痛のせいでこれ以上考えられそうにない。しかし現在構想中の自分の計画を2、3年以内に遂行するには、常にアンテナを張り巡らせていなくては。有力候補として考えておこう。なんてモタモタしてるうちに、好条件の場所はすぐに埋まってしまうかもしれない。それはそれで縁がなかったと思うしかないのだろう。

www.city.saitama.jp

 

過去を思い出してみたり、未来の構想を考えたりしているうちに、少しだけやる気が出てきたように思う。「とりあえず外に出る」ことは、少なくとも私にとっては、簡単で効果覿面だった。

 

 

【メンバー募集】(女性限定&未成年不可)

女性ユニットとして一緒に活動してくださるメンバーを募集中です。

現在、クラリネット&サクソフォーンの女性デュオで活動しています。あがり症な私ですが、昔に比べてだいぶ落ち着いて演奏できるようになってきてます。

 

※活動費を月2,000円領収いたします。

月2〜3回程度の練習室代、出張演奏の際は私が運転しますので、ガソリン等交通費、

楽譜購入費、楽譜作成費、 作曲、編曲代等を含めた活動費としています。

また、木管楽器のみの編成です。

クラリネットの方、フルートの方からのご応募お待ちしております。

 

なお、「お膳立てされたことに乗っかりたいだけ」の方はご遠慮ください。

 

一緒に考えて行動してくださる方を希望しています。

 

ホームページのお問い合わせフォーム、またはメールまで、お問い合わせください。

ホームページ↓

https://marble-number.jimdosite.com/

メール↓

ejun2244@gmail.com

メロディが浮かばない

「どうすればメロディが思い浮かぶのか」というご相談について。

 

いくら理論を学んでも全然メロディが思い浮かばない。どうすればいいですか?とのことなんですが、

 

身も蓋もないことを言えば、ワンフレーズも浮かばないなら作曲は向いてないだろうなと。ただ、逆に理論から創作していくことも可能なわけで、あまり頭デッカチにならずに作ってみて欲しいとも思います。もっと身も蓋もないことを言えば「曲なんて好きなように作ればいい」が自論です。

 

ところでクラシック出身者が陥りがちなのが、「平行8度や隠伏等の和声法の禁則を侵してはならない」という思い込み。いいからとりあえず好きに作ってください。和声法の禁則はあくまで和声法の理論。一旦、和声やコード理論は横に置いて、まずは「8小節」でいいのでメロディを捻り出してみてください。童謡「チューリップ」よりも4小節短い8小節です。

 

何にでも言えると思いますが、いきなり壮大な創作をしようと思うから心折れる。少しずつでいいんです。

 

ただ、ピアノはあるとbetterかな〜。別にグランドピアノにする必要は全くないです。(ピアニストを目指すならグランドピアノ必須らしいですが)とにかくMIDI鍵盤でも充分なので、「すぐに音程が確認できる機器」があると良いです。

いろいろ遊べて使えるCPを使用してます↓

jp.yamaha.com

 

で、何かしら音を出して、あとはやっぱり「手書きで音符を書く」っていうのも大事だとは思うので(マストではないですが)、「音符をきれいに書く」練習もしてほしいですね。私は字も楽譜もあまりきれいではないので、人のことは言えないですけど。

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Campusの五線紙は切り取りも出来て使いやすい

その後でProToolsなりCubaseなり好きなの使ってMIXしようが、All 手書きで作成しようが、いずれにせよ立派な作曲です。(個人的には手書きのほうが感動する)

 

なんの参考にもならないお話をすると、私の場合よく夢の中で「降りてくる」(笑)ので、目覚めた時に忘れないように何度も反復して、結局眠気に勝てず忘れることが多いです(笑)。

 

不思議なもので、その何日か後に突然思い出したりするので、その時は必ず音程を確認して楽譜にします(眠くなければ(笑))。別に何小節、という決まりはありません。思いついたぶんだけ、とにかく記録します。自分で歌ってみてスマホに録音でも充分。あとで浄書すればいいと思います。調性も気にしない。あとでいくらでも好きに移調すればいい話。その辺はDTMerはお得意な分野ですよね。

 

作曲時、私は基本的にはピアノを使いますが、「実音を確認したいから」という手段に過ぎない。ギターであれ管楽器であれ、得意な楽器で作ってみるといいと思います。

 

とりあえず、8小節、作ったら肉付けはその後で。

 

音楽の三要素といえば、リズム・メロディ・ハーモニー。メロディが思い浮かばないなら、リズムから、ハーモニーから作るという方法もあります。私は単音楽器から始めたので和声聴音が苦手ですが、その分単旋律のほうが先に思いつきやすい。だいたいは「先にメロディ→コードは後で」というパターンです。これはもう「人によりけり」なので得意なところから攻めていってもらえれば。

 

移調楽器を演奏していると、ピアノ専攻から「楽譜が実音と違くて気持ち悪くない?」と聞かれたりしますが、なんというかもう「それはそれ」って感じなので別に気持ち悪くはないです(笑)。そう考えると、意外と「絶対音感持ち」って大変そうですよね。

 

ところで、理論から作るには?

日本人の大好きな「ヨナ抜き音階」。米津玄師さんの「パプリカ」が大ヒットした時、「この曲はヨナ抜きで〜」というネット記事が溢れましたが、まあ確かに馴染みやすくて聴きやすいですよね。ちなみに前述の童謡「チューリップ」もヨナ抜きです。ビートルズの「Let it be」もヨナ抜き。

ヨナ抜きについては散々説明を目にされてるかと思うので、詳細は省きます。

 

で、「ヨナ抜き音階で作ってみよう!」という作り方ができるわけです。使用している音がわかれば、あとは決まりに則って作っていく。そういう方法もあります。

そんな感じで作ったのが、こちらの曲

soundcloud.com

 

とかく「アイディア一発勝負」に思われがちな世界ですが、理論も大事。ちなみに↑の曲は正確にはマイナーペンタトニックなんですが、「ヨナ抜きの一種」と思ってください。

 

私はせっかく学んだことは無駄にしたくないタチなので、使えるものはとことん使っていきたい。「閃きだけで作れる」ということのほうが、実は少ないです。

 

ぜひ、いろいろ作ってみてください。あわよくば聴かせてください(笑)。講評はするつもりはありませんので!

 

音楽ジャンル

レポート第6弾。

 

基本的に優とかA評定のレポートしか載せてませんが(そりゃそうだ)、今回は自分でも気に入ってるし、「すごくわかりやすくて良い」とのコメントもいただいたレポート。ちょっと長いです。で、やっぱりジャミロクワイってオシャレサウンドだなと(笑)。

 

とはいえ、音楽をジャンル分けすること自体、個人的にはあまり興味がありません。

 

どんな音楽も多様な要素が絡みあって成立していると思うので。

 

毎度のお願いながら丸写しはやめてね♪リンク切れなどもありますがご容赦ください。

では↓から。

 

ブラウザのGoogle検索にて「音楽 分野」で検索し、トップヒットした「https://ja.wikipedia.org/wiki/音楽のジャンル一覧」に記載された一覧より、自分の知らなかったジャンルについて、五十音順にリスト化する。なお、青字で示した1)〜3)のジャンルについて音源を聴き、後に感想を記す。

 

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アートコアドラムンベース https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラムンベース

サンプリングが基本。レコードやサンプリング音源から収録したサンプルをサンプラーで再構築し、シーケンサーを用いて奏され、シンセサイザーでメロディなどが足されることが多い。1990年初頭にイングランドで発祥したといわれる。

 

1)アシッドジャズ http://www.jamiroquai.jp/quai

ジャミロクワイがデビューした1980年代にイギリスのクラブシーンで派生したジャズの文化。70年代のジャズ・ファンクにヒップホップ、ソウル・ジャズといった様々な要素を混ぜ合わせたファンキーなスタイル。

 

アンビエント :  https://ja.wikipedia.org/wiki/環境音楽

アンビエント音楽」とも表記される。ブライアン・イーノによると、エリック・サティの楽曲「家具の音楽」から影響を受けているとされる。従来の音楽鑑賞方法である、演奏者、またはオーディオ機器の前に座って音楽を聴くという行為をある程度否定している。

 

インダストリアル http://sotsusotsu.hatenablog.com/entry/2015/09/09/175440

工業的な機械音や金属音、電子音を多用しているのが特徴。スロッビング・グリッスルの1stアルバム「INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE」というタイトルは、「工業生産される大衆音楽」に対する皮肉である。

 

エクストラトーン https://ja.wikipedia.org/wiki/エクストラトーン

ひたすらに叩きつける超高速ビートが特徴で、ある意味スピードコアの極点。1000BPMを超える超高速ビートに、ノイジーなベースを被せた音作りで、音楽的にはノイズミュージックに近い。

 

オイ・パンク https://ja.wikipedia.org/wiki/オイ!

オイ!(Oi!)とは、1970年代後半にイギリスで発生した、労働者階級に支持された、パンクロックのサブジャンルのうちの一つ。グラムロックサウンドとパンクロックのサウンドを融合させた音楽。

 

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カンドンペ https://ja.wikipedia.org/wiki/カンドンベ

起源は南アメリカでの黒人奴隷の時代からの、コンゴ王の行進の儀式。樽のような細いドラム、もしくはタンボールから成る。

 

グアラニ https://ja.wikipedia.org/wiki/グアラニ

1900年代初めにできたパラグアイの音楽。他のラテン系の明るい音楽と違い、哀愁を帯びたものが多い。演奏はハープ(アルパ・パラグアジャ)が主要な役割を占める。

 

グライム https://ja.wikipedia.org/wiki/グライム

ハウス系クラブミュージックに、ラップやレゲエの要素を加えた音楽。イギリス流ヒップホップと解釈されることがあるが、イギリスにおいては独自の歴史を持つヒップホップのシーンも確立されており、リリックの構造においてもグライムとは少なからず相違点がみられる。

 

グラウンド・ビート https://ja.wikipedia.org/wiki/グラウンド・ビート

ドラムのハイハットの16分三連音符の配置により構成されたリズムを中心としている。R&B、ジャズの双方の影響が見受けられる。

 

クラウトロック https://ja.wikipedia.org/wiki/クラウトロック

1968年の世界的なサイケデリック・ムーブメントが起源。ドイツ人のロックという意味。クラウトはキャベツの漬物のこと。混沌とした無定形な電子ノイズの変幻が特徴である。

 

2)クレズマー https://ja.wikipedia.org/wiki/クレズマー

語源はヘブライ語の「道具」(クレ)と「歌」(ゼメル)の合成語「クレ・ゼメル」に由来するといわれる。スピーディで激しいダンス音楽から、ゆったりしたバラードまで様々なスタイルがある。概ねクラリネットとヴァイオリンが加わっているのが特徴である。バルカン半島北部を含む東欧とドイツが起源。

 

クロンチョン https://ja.wikipedia.org/wiki/クロンチョン

インドネシアを代表する大衆音楽のジャンル。男性・女性歌手に伴奏楽器として、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ギター、ベース、チャッ、チュッ(弦3本の小型ギター)が加わり、打楽器は使用されず、弦楽器だけでリズムを作るのが特徴。

 

ケイジャン https://ja.wikipedia.org/wiki/ケイジャン_(音楽)

ルイジアナ州に定住したフランス系移民、ケイジャンによって始められたダンス音楽。主にアコーディオンフィドルを入れたバンドで演奏され、フランス語で歌われることが多い。

 

ゴアトランス https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴアトランス

電子音楽の一種のトランスの一ジャンル。ゴアと呼ばれたり604と呼ばれたりする。1990年代初めにインドのゴアで生まれる。インド音階やイスラム音階などを用いたメロディや、宗教を思わせるパーカッションや音声をサンプリングし、有機的で民俗的な楽曲が多い。

 

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サザン・ロック https://ja.wikipedia.org/wiki/サザン・ロック

カントリーやブギー、ブルース、R&Bなど、アメリカ南部の泥臭い音楽を前面に押し出したロック。地元意識を強く打ち出しており、故郷や南部の州・都市(アラバマなど)を称える曲を持ち歌としている。

 

ザディコ https://ja.wikipedia.org/wiki/ザディコ

20世紀初め、ルイジアナの南西部で起こった、主にフランス語を話すクレオール系黒人達が演奏するフォーク音楽。ケイジャン・ミュージックを基にして、アフリカ人の末裔である彼らが、R&Bやブルースの要素を取り入れて発展させてきた音楽。

 

シューゲイザー https://ja.wikipedia.org/wiki/シューゲイザー

ロックミュージックの一つ。フィードバック・ノイズやエフェクターなどを複雑に用いた深いディストーションをかけたギターサウンド、ミニマルなリフの繰り返し、浮遊感のあるサウンド、囁くような歌声が特徴。

 

シュランツ https://ja.wikipedia.org/wiki/シュランツ

ヨーロッパのハードテクノハードミニマルから派生した音楽ジャンル。ドイツでは単にハードテクノと呼ばれる場合が多い。

 

ショーロ https://ja.wikipedia.org/wiki/ショーロ

ブラジルのポピュラー音楽。19世紀にリオデジャネイロで確立した。ショーロはポルトガル語で「泣く」を意味する「chorar」からついたといわれる。アメリカでは「ブラジルのジャズ」と称されることがあるが、即興を重視した音楽としてはジャズよりも歴史が古い。ボサノバやサンバはショーロから影響を受けたとされる。 

 

清楽 https://ja.wikipedia.org/wiki/清楽

清国から伝来した民謡、俗曲を中心とする音楽群の名称。明楽とあわせて「明清楽」ともいわれる。歌詞は中国語で、江戸時代の日本人は中国語の発音をカタカナで写し(当時、これを「唐音」と言った)唄った。

 

スクリーモ https://ja.wikipedia.org/wiki/スクリーモ

スクリーム(叫び)とエモーショナル(感情)を掛け合わせた比較的新しいジャンル。その名の通り感情をむき出しにして叫びながら歌う。

 

ソカ https://ja.wikipedia.org/wiki/ソカ

トリニダード・トバゴ発祥。ソウルとカリプソを合わせたもの。1980年代以降カリブ海で爆発的に発展。多くは打ち込みによるパーカッションを多用した軽快なシンコペーションとメロディアスな曲調で展開。

 

ソン https://ja.wikipedia.org/wiki/ソン

キューバ起源のラテン音楽。コールアンドレスポンス形式によるソロ歌手とコーラスの掛け合いが特徴。サルサの原型といわれる。

 

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ターボ・フォーク https://ja.wikipedia.org/wiki/ターボ・フォーク

バルカン半島発祥の流行音楽。ギリシャ音楽、トルコ音楽などの民俗音楽の要素をポップミュージックに取り入れ、ダンス・ミュージックなどの現代の流行音楽の要素を織り交ぜたもの。

 

ダッチトランス https://ja.wikipedia.org/wiki/トランス_(音楽)

1990年代後半に派生したユーロトランスの一ジャンル。ローランド製JP8000/8080シンセサイザーに搭載されたSuperSawオシレーターの音色を多用した楽曲が多く、それを利用した壮大でメロディアスな楽曲が代表的。

 

ダブ https://ja.wikipedia.org/wiki/ダブ

レゲエのリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作りかえる。リミックスの元祖とされる。

 

チップチューン http://dic.nicovideo.jp/a/chiptune

いわゆるファミコンチックなピコピコした音楽のジャンル。80年代のパーソナルコンピュータや家庭用ゲーム機に搭載されていた音源のような制約の多い音源をあえて用いて制作される。実機を用いて作成・演奏している場合と、ライブラリを用いてMIDI等で再現を試みる場合とがある。

 

チャマメ https://ja.wikipedia.org/wiki/チャマメ

アルゼンチン北東部リトラル地方で演奏されるフォルクローレの一つ。ラスギート・ドブレ、バルセアードとともにリトラル音楽と称される。

 

チャルガ https://bulgariaforjapan.wordpress.com/2011/07/06/チャルガ-2/

ブルガリアの音楽のジャンル。ロマ音楽やトルコ音楽の要素があり、ポップフォークとも呼ばれる。伝統音楽を流行音楽にうまく取り込んだ例であり、多くの人々から支持される一方、ロマ(ジプシー)の要素や性的な内容の歌詞から、明確に嫌う人々も多い。

 

チョチェク https://ja.wikipedia.org/wiki/チョチェク

オスマン帝国の軍楽隊の音楽に由来。ロマによって受け継がれ、結婚式やパーティの音楽として定着していった。

 

チルアウト https://ja.wikipedia.org/wiki/チルアウト

チルアウトは、くつろぐことを促す俗語。ダンスフロアにいる客達にダンスで火照った体を休め、落ち着かせる機会を与えるため、フロアの端に設えた冷たい(Chill)部屋で流される音楽からきている。

 

ドラムンベース https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラムンベース

[あ-お]項の「アートコア」と同義。

 

ドリーム・ポップ https://ja.wikipedia.org/wiki/ドリーム・ポップ

眩暈を誘うような浮遊感のある音世界が特徴。エコーやリバーブ、ディレイ・エフェクトなどを駆使して演奏される。ポップなメロディを幻想的で官能的なサウンドをもって鳴らしたことが始まりといわれる。

 

トリップ・ホップ https://ja.wikipedia.org/wiki/トリップ・ホップ

ヒップホップから発展した音楽で、イギリスのブリストルが発祥地とされることから、ブリストルサウンドとも呼ばれる。

 

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ニューレイヴ https://ja.wikipedia.org/wiki/ニューレイヴ

ロック音楽の一つで、ムーブメントの総称でもある。レイブのリバイバルというよりは、「エレクトロニック・ミュージックを全面に取り入れたインディ・ロック」と考えるべきである。

 

ノイエ・ドイチェ・ヴェレ https://ja.wikipedia.org/wiki/ノイエ・ドイチェ・ヴェレ

ドイツ語で歌われたパンクロックやニュー・ウェーブを指す、ドイツ語の表現。ドイツ語の歌詞と比較的短い楽曲、荒削りなところとクールさが特徴。ドイツ語で歌うポップミュージックであれば全てNDWとするような風潮とは距離を置いている。

 

ノルデスチ https://ja.wikipedia.org/wiki/ノルデスチ

日本のブラジル音楽愛好家の間で使用される音楽ジャンル名の一つ。ブラジル本国での音楽用語としての使用はない。独特の哀愁(サウダージ)を漂わせるものが多く、アフリカ系ブラジル人の割合が多い地域であることから、リズムの坩堝といった様相を呈している。

 

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ハイエナジー https://ja.wikipedia.org/wiki/Hi-NRG

1977年にディスコ音楽に対して電子楽器を導入することで制作された、ドナ・サマーの「I Feel Love」がジャンル成立の発端とされる。ベースがハイハットのような使われ方をすることが多く、シーケンサーで組まれたエネルギッシュでスタッカートの効いたシンセサイザー音が使われ、ドラムマシンのクラップ音も多用される。

 

ハイライフ https://ja.wikipedia.org/wiki/ハイライフ

19世紀からガーナ、シエラレオネ、ナイジェリア、リベリア等西アフリカの英語圏に広まったギター、ジャズ、ブラスバンドなどポピュラー音楽の総称。西アフリカの音楽と西欧の音楽が融合して成立している。

 

ファド https://ja.wikipedia.org/wiki/ファド

ポルトガルの民族歌謡。ファドとは運命、宿命を意味する。イタリアのカンツォーネ、アルゼンチンのタンゴなどと同様の扱い。大衆歌謡で、主にポルトガルギターと、現地のクラシック・ギターで伴奏される。

 

ファンカラティーhttp://webliro.jp/content/ファンカラティー

ファンクとラテンが語源。アメリカのディスコ・ミュージックにラテンのフレイバーを冠して80年代初頭に流行。

 

フィルターハウス https://ja.wikipedia.org/wiki/フィルターハウス

アナログシンセサイザーの変調効果を多用したエレクトロニック・ミュージックである、アシッドハウスに含まれる。フィルターやミキサー EQを用いて音色変化のスウィープ感を強調した音楽を指す場合もある。

  

ブーガルー https://ja.wikipedia.org/wiki/ブーガルー

NYで流行したラテン音楽の一種。R&B、ソウルなどの米国のブラックミュージックと、キューバ~カリブ系のラテン音楽が混合されたサウンドが特徴。

 

ブルー・アイド・ソウル https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルー・アイド・ソウル

元来は黒人のものであったR&Bソウルミュージックを白人が取り入れ形成した白人の音楽を指す。ホワイトソウルや、ホワイトR&Bなどの呼び方もある。

 

ブルーグラス https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルーグラス

スコッチアイリッシュの伝承音楽がベース。時代に応じたオリジナルを中心に、スコットランドアイルランドの音楽を基にした伝承曲も多い。楽器には速弾きなどのアクロバティックなインプロヴァイズが求められる。ハイロンサムと呼ばれる孤高のブルース感を表現する唱法やハーモニーも特徴。

 

ブレイクビーツ https://ja.wikipedia.org/wiki/ブレイクビーツ

サンプラーや波形編集ソフトウェアなどを使用してドラム演奏のフレーズを分解し、シーケンサーで組み立て直す音楽制作の方法、及びその方法を伴ったジャンル。ヒップホップの制作方法として広まり、以降ドラムンベースなど様々なエレクトロミュージックに広く用いられる。

 

ホーミー https://ja.wikipedia.org/wiki/ホーミー

アルタイ山脈周辺民族の間に伝わる喉歌と呼ばれる歌唱法のうち、西部オイラト諸族に伝わるものの呼称。緊張した喉から発せられる笛のような声のことを指す。

  

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マキナ https://ja.wikipedia.org/wiki/マキナ_(音楽)

1990年代初頭に生まれたとされるスペイン・バルセロナ発祥のダンス・ミュージック。音色や構成はハッピーハードコアと近いが、スパニッシュスケールを用いたものや、ジャーマントランスから影響を受けたものが多く、哀愁ある旋律が特徴。

 

マッドチェスターhttps://ja.wikipedia.org/wiki/マッドチェスター

イギリスの都市・マンチェスターと狂気を意味するMADからの造語。1980年代後半から1990年前後にかけて、マンチェスターを中心に起こったムーブメントに由来する。レイブ同様に共同体意識のもと、アーティストと観衆の上下関係や垣根を取り払うことを目指し、「これからはオーディエンスの時代だ」とも言われた。ダンサンブルなビートとドラッグ文化を反映したサイケデリックサウンドが特徴。

 

ミニマル・ミュージック https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニマル・ミュージック

音の動きを最小限に抑え、パターン化された恩恵を反復させる音楽。現代音楽のムーブメントの一つ。エリック・サティの後期作品が執拗な反復によって曲が成り立っており、ジョン・ケージの初期作品に影響を与えているという点で、ケージの後に続いたミニマル・ミュージックへと続く音楽史の脈絡に深く影響している。

 

3)ミュゼット https://ja.wikipedia.org/wiki/ミュゼット

フランスの地方の民族音楽とそこから派生した様々な音楽概念について用いられる。ジャンルとしては1880年代から1940年代にかけて、アコーディオンを押し出したフランスのポピュラー音楽の一つ。バル・ミュゼットが代表的。

 

ミュージック・コンクレート https://ja.wikipedia.org/wiki/ミュジーク・コンクレート

フランスの電子技術者ピエール・シェフールによって作られた現代音楽のジャンル。音響・録音技術を使った電子音楽の一種で具体音楽とも訳される。マスタリングを終えた録音物そのもの、またはスピーカーの配置、音響空間などを含めたコンサートが作品となる。

 

明楽 https://ja.wikipedia.org/wiki/明楽

江戸期に明朝から日本に伝えられた廟堂音楽の名称。武士や儒学者などが集団で演奏・斉唱する雅楽で、実演にあたっては高度な集団訓練と相当の経費を要した。

 

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ユーフォリックトランス https://ja.wikipedia.org/wiki/トランス_(音楽)

ドイツではジャンルとして定着している。癒しや恍惚、トランス本来の要素を含む。

 

ヤンクロック https://www.1101.com/ saeki/ archive/ 2004-12-08.html

日本のロックバンド「気志團」が自らをヤンクロックと名乗っている。彼らの造語で恐らくヤンキーロックの俗称だと思われる。衣装や演出がいわゆる不良、ヤンキーを彷彿とさせるものであることも特徴。

 

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ライ :  https://ja.wikipedia.org/wiki/ライ

元々はベドウィンが即興で歌っていたものが起源とされる。恋愛にまつわる様々な困難、苦しみを歌っている場合が多い。アルコール等イスラム社会のタブーであるテーマを大胆に扱っていることから、「アルジェリアのパンク」とラシッド・タハが評している。

 

イカ https://ja.wikipedia.org/wiki/イカ_(音楽)

ギリシャの音楽文化。ポップミュージックと民俗音楽の要素を併せもつ。ギリシャにおけるポップフォーク。

 

ロマ音楽 https://ja.wikipedia.org/wiki/ロマ音楽

西アジアやヨーロッパなどで移動型の生活を送る、あるいは送ってきたロマ民族(ジプシー)を中心に発達。ロマは各地を放浪し、音楽之演奏やダンスなどを行う旅芸人として、現地の音楽と相互に発展した。

 

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ワイニョ https://ja.wikipedia.org/wiki/ワイニョ

南米ペルー、ボリビアで盛んな音楽の形式。先住民本来の音階であるペンタトニックを基調とする曲が現在でも多い。拍子の概念が希薄で、一定のリズムで自由な長さのメロディを奏でる。本来は舞曲だが、踊りを前提としない曲もある。土着の音楽から都会的な洗練された音楽まで変化に富む。

 

[その他]

 

アイヌ音楽 https://ja.wikipedia.org/wiki/アイヌ音楽

北海道に居住するアイヌの生活文化の中で生まれた音楽。文字を持たない狩猟採集民族であるアイヌは音楽も全て口伝したため、起源ははっきりしない。歌を意味するウポポや叙事詩とされるユカラ、カムイユカラ、子守唄、舞曲などがある。

  

【感想】

1)アシッドジャズ (鑑賞URLhttps://youtu.be./Nb6EFh8HIV4

ジャミロクワイの「Stillness in Time」を鑑賞。爽やかな夏向きのポップス、またはボサノバのような印象を受ける。元々、アシッドジャズというジャンルには、様々な要素が組み合わさっているとのことだが、クラブシーンから派生したからなのか、ジャズというよりはクラブミュージックの色合いが強い。クラブではダンスが主であるので、ジャズ・ダンス・シーンとも共通しているようである。ジャミロクワイというアーティストの持つ、幾分洒落た雰囲気も相まって、いかにもサブカルチャー層に受け容れられやすそうな、押し付けがましくない曲調に好感が持てる。

 

2)クレズマー(鑑賞URLhttps://youtu.be/BghlyJRqT58

映画「シンドラーのリスト」のテーマソングがクレズマーを基にしている。サントラそのものは、映画の内容もあり、ユダヤ人が見舞われた悲劇と悲哀に溢れている。一方で、結婚式やお祝いの席で演奏されることも多く、クレズマーのユーチューブを検索すると、哀愁を帯びながらも喜びを感じさせる曲想もあり、いわゆる「エスニックサウンド」の真髄を垣間見ることが出来る。クラリネットとヴァイオリンの伴奏が特徴的でもあり、特にクラリネットはクラシック向けの奏法ではなく、アンブシュアを駆使した「色もの」としての音色を全面に押し出した奏法で惹きつけられる。音階は西洋的というより中東的という表現が的確のようである。

 

3)ミュゼット(鑑賞URLhttps://youtu.be/tCjgf3zy9I8

アコーディオンの音色とシンプルな3拍子が特徴的でベースはワルツだと思われる。いわゆる「パリのカフェの音楽」として代表的な大衆音楽である。軽快でありながら哀愁を帯びたサウンドで、パリ庶民がダンス酒場で踊り、語らいに明け暮れていた様子が蘇るような錯覚に陥る。フランス映画では頻繁にサントラとして流れてくる調べで、シャンソンと並んでフランスを代表する音楽であったが、現代においては時代の趨勢からは忘れ去られている。どうも、時代遅れという扱われ方になってしまったようである。しかしながらその「時代遅れ」という評価に対して、かえってノスタルジーの趣を感じさせる。

 

 

パフォーマンス

レポート第5弾

 

聴衆や観衆がいるからこそ、パフォーマンスは成立する。人はそもそも、さまざまな能力を持ち合わせており、最も原初的なものは、呪能ともいわれる、呪術的能力である。原始の人々は縄文の土偶に託して疾病の治癒を願ったり、自然との闘いの成功を念じたりしていた。やがて狩猟社会から農耕社会へと時代が移ると、それまでの呪能も田のほとりなど、一定の場で繰り返される必要があり、それが芸能=パフォーマンスへの道を拓いたといえる。

 

パフォーマンスは、過去のパフォーマンスを参照して成就される限りにおいて一種の解釈行為である。楽譜の研究ひとつをとってみても、作曲された当時のヨーロッパではどのように演奏されたのか、どのように解釈されたのかという課題がある。全音符は4拍子なら4拍伸ばしたのか、カデンツァがあったのか、楽器編成は、など、当時の演奏を知る手掛かりは意外と少ない。

 

フジコ・ヘミングは著書「たどりつく力」の中で、自身の演奏スタイルについて次のように語っている。

 

私はむやみに速いテンポで、すっ飛ばすような演奏は好きじゃない。テクニックを見せつけたり、これでもかと攻撃するようなピアノは自分に向いていないし、そんなふうに弾こうとも思いません。(中略)ショパンやリストが生きていた時代、馬車が行き交う速度を思わせるテンポ。断じて現代のクルマ社会の速度ではない。そうした奏法が私の目指す音楽です。 

 

単に楽譜と速度記号に即しただけの演奏が、果たしてパフォーマンスと言えるのかについて考えさせられる一文である。

 

オーケストラのチューニング音「A」ひとつとっても、バブル期には高めに設定されるなど、当時の経済的な影響をも受けることがある。とすると、速度記号も時代によってテンポに幅があるのではないだろうか。作曲家が何を伝えようとしていたのか、時代背景にはどのような歴史があったのか、など、さまざまな角度からアプローチしたうえでの表現活動が、高いパフォーマンスを実現するといえる。

 

社会情勢や歴史的な現象がパフォーマンスに与える影響は大きく、聴衆はパフォーマンスを観察しているのではなく、実は相互関係によって参加している。

 

【参考】

日本芸能史1原始・古代/藝能史研究會編/法政大学出版局/1996年/第6刷

たどりつく力/フジコ・ヘミング幻冬舎/2016年

クラリネット&ピアノレッスン生募集中

過去に書いたレポートをコピペしてアップするだけというのもなんなので、自己紹介がてら宣伝します。

 

クラリネットとピアノのレッスンを実施しています。

クラリネット専攻でピアノは副科です。なので、どちらかというとクラリネットの生徒さんに来て欲しいですが、ピアノクラスのほうが人気です。なので、追い越されないよう、割と必死でピアノの練習に励んでいます。弾かないでいるとすぐに弾けなくなるので。

 

クラリネットに関しては、ぶっちゃけ部活で先輩に教わるので充分、という方が大半ではないですかね。ただ教える先輩も意外と自己流だったりするので、基礎からしっかり教わりたいな〜とか、吹奏楽よりソロでやってみたいな〜(私がそういうタイプでした)とか、音高とか音大に行きたいな〜とかとか、思っている方はぜひ、受講してみてください。

 

教則本や動画講座を見ながら独学」、ある程度まではいけると思いますが、教則本って「運指表あるからあとはこれ見てやってね」という感じのものが多くないですか?運指表作成で力尽きてるんじゃないのかな、あれ(笑)。初心者の方ほど、独学のほうがハードルが高いように思います。

 

ここで今までの受講生の感想を紹介します( ´ ▽ ` )ノ(音楽教室のHPとかでよく見るやつ)

 

女子中学生(クラリネット

部活でクラリネットをやることになったけど、楽譜も読めないし音も出ない。レッスンを続けて、なんとか演奏会に出演、本番では緊張しましたがやり遂げることができました。

 

40代女性(クラリネット

何か楽器を演奏できるようになりたいと思い、受講しました。レッスンを側で見ている猫ちゃんに会うのも楽しみでした。(※現在は猫はいません

 

60代女性(ピアノ)

老後の趣味に始めてみました。両手でなんて絶対弾けないと思っていましたが、「まずは片手で練習する」というアドバイスに従って練習を続けるうちに、弾けるようになりました。

 

30代男性(クラリネット

音はわかるのですが、移調楽器の譜面の書き方など、アレンジのやり方が分からなくて受講しました。他にも楽器のキーを押さえる力加減など、自己流だったのをいろいろと微調整してもらいました。

 

小学生女子(ピアノ)

お家にピアノはないけどやってみたいと思って始めました。楽譜を読むのも苦手だったけど、だんだんと読めるようになってきました。

 

受講してみようかな〜と思った方はホームページのお問い合わせフォームからお願いします。

https://marble-number.jimdosite.com/

 

ホームページにも掲載してますが、アンサンブルメンバーも募集中です。